ベンツEQの故障・不具合とリコール|修理費と保証の注意点

整備工場でタブレットを使って診断を受ける電気自動車のSUV

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『輸入車の電気自動車って、壊れやすいんじゃない?』と気になって調べている方も多いはずです。買う前でも、乗っている途中でも、不安になりますよね。

結論から言うと、ベンツEQはエンジンがない分、エンジン車で起きやすい故障はそもそも起きません。気をつけたいのは、補機バッテリー、ソフトウェア、充電まわり、重さによる足回りの消耗です。

ここでは、困りやすい場面と警告が出た時の動き方、リコールの調べ方、修理費と保証の考え方を順番に見ていきます。

目次

ベンツEQで困りやすいのはどんな場面?

先に結論

エンジン・オイル・燃料まわりの故障はありません。そのかわり、電気で動く部品とソフトウェア、重い車体を支えるタイヤや足回りに目を向けておくと安心です。

ベンツEQは、EQA・EQB・EQE SUV・EQS・EQS SUVのすべてが電気だけで走ります。エンジンオイルの交換も、点火プラグもありません。

だから、エンジン車でよくある「オイル漏れ」「エンジン不調」とは無縁なんです。

一方で、電気自動車ならではの困りごとがあります。よく言われるものを並べました。

困りごとよくある症状まず疑うところ
車が起動しない画面がつかない、READYにならない補機バッテリー(12V)
画面や機能の不具合MBUXが固まる、ナビや音声操作が反応しないソフトウェア
充電できない充電が始まらない、途中で止まる充電器側、ケーブル、車の設定
走れる距離が短い満充電の表示距離が減った気温、使い方、駆動用バッテリー
足回りの消耗タイヤの減りが早い、異音タイヤ、ブッシュ類
ベンツEQで困りやすい5つの場面と最初に疑うところの図解

もちろん、どの症状も全車で起きるわけではありません。

逆に言えば、エンジン車で定番の「オイル交換を忘れて調子が悪くなる」心配はないんです。点検で見てもらう場所が、エンジンから電気の部品とタイヤに移ったと考えると分かりやすいですよね。「起きた時にどこを見るか」を知っておくと、慌てずに済みます。

車が起動しない時は補機バッテリーを疑う

『朝乗ろうとしたら、車が動かない…』という場面は焦りますよね。

電気自動車には、走るための大きな駆動用バッテリーとは別に、電装品を動かす小さな補機バッテリー(12V)が積まれています。こちらが弱ると、駆動用に電気が残っていても車が起動しないことがあるんです。

起動しない時の動き方
  1. 画面やライトがつくかを確かめる
  2. スマートキーの電池が切れていないかを確かめる
  3. つかない時は、販売店かメルセデスのロードサービスに連絡する
  4. 自分でケーブルをつないでジャンプスタートするのは、取扱説明書を読んでからにする

補機バッテリーは消耗品です。長く乗っていない日が続くと弱りやすいので、ときどき車を起動しておくのも1つの手です。

駆動用バッテリーとの違いはベンツEQの駆動用バッテリー容量・劣化・交換費用で詳しく書いています。

画面の不具合や警告灯が出た時は?

ベンツEQは、多くの操作をMBUXの画面で行います。画面が固まると、エアコンやナビまで使いにくくなることも。

例えば、こんなやり取りが販売店ではよくあります。

「画面が固まって、ナビが動かないんです」
「一度ソフトウェアを再起動してみましょう。更新が出ているかも確認しますね」

ソフトウェアの不具合は、更新で直ることが多いです。最近は通信でソフトウェアを更新できる機能もあります。

赤い警告灯は走り続けない

メーターに赤い警告が出た時は、安全な場所に止めて、取扱説明書かメッセージの内容を確かめてください。黄色の警告は、近いうちに販売店で見てもらう合図です。

ソフトウェアの更新はこまめに受ける

電気自動車は、ソフトウェアで動いている部分がとても多いです。だから、不具合の直し方も「部品の交換」より「ソフトの更新」になることがよくあります。

『更新のお知らせが来たけど、あとでいいか』と放っておく方もいますよね。ただ、不具合の修正が入っていることもあるので、早めに受けておきましょう。

点検で販売店に入れた時に、更新が出ていないかを一緒に聞いておくと手間がかかりません。更新のあとで操作の場所が変わることもあるので、気になる点はその場で聞いておくと安心です。

警告の意味や設定の場所はベンツEQの取扱説明書の見方とよく使う設定でまとめています。

充電できない時の確かめ方

『充電ケーブルをつないだのに、充電が始まらない』という時もありますよね。原因は車ではなく、充電器のほうにあることも多いんです。

充電できない時に見るところ
  • ほかの車も同じ充電器で充電できているか(充電器の故障や停止)
  • 充電カードやアプリの認証が通っているか
  • ケーブルのコネクターが奥まで差さっているか
  • 車の設定で、充電の時刻や上限を決めていないか

EQAとEQBの急速充電はCHAdeMO(最大100kW)、普通充電は最大6kWです。自宅の200Vで充電できない時は、ブレーカーやコンセントのほうも見てみてください。

それでも充電できない時は、販売店に相談しましょう。充電の仕方はベンツEQの充電方法と充電時間で詳しく書いています。

リコールはどうやって調べる?

『自分の車がリコールの対象か知りたい』という方も多いですよね。ベンツEQも、ほかの車と同じようにリコールが出ることがあります。

この記事では、個別のリコールの中身は載せません。対象の型式や製造期間が細かく分かれていて、間違えると困るからです。

リコールの調べ方
  • 国土交通省の「リコール情報検索」で、車名や型式から探す
  • メルセデス・ベンツ日本の公式サイトのリコール情報を見る
  • 車検証の車台番号を販売店に伝えて、対象かを聞く
ベンツEQのリコールを調べる3つの方法の図解

いちばん確実なのは、車台番号で販売店に聞く方法です。車検証に書いてある番号を伝えるだけで、対象かどうかを教えてもらえます。

リコールの修理は、対象なら無料で受けられます。中古で買った車でも対象です。

中古で買う時の見方はベンツEQの中古車の選び方で詳しく書いています。

修理費が高くなりやすいところと保証

『壊れたら修理代がすごいんじゃ…』と心配になりますよね。

正直に言うと、輸入車の部品は国産車より高めになりやすいです。特に、駆動用バッテリーやモーター、大きな画面、エアサスペンション(EQS系やEQE SUVに設定あり)は、保証が切れてからの修理だと高額になりがちです。

修理の金額は、症状・年式・部品で大きく変わるので、ここでは数字を出しません。

部品気をつけること
駆動用バッテリー専用の保証がある。年数・距離・条件を公式で確かめる
補機バッテリー(12V)消耗品。数年で交換になることがある
タイヤ車が重いので減りが早いことがある。EVに合った銘柄を選ぶ
エアサスペンション設定のあるモデルは、保証期間外の修理費に注意
画面・電装品ソフトウェア更新で直ることも多い。まず販売店へ
保証で安心しやすい人
  • 新車保証の期間内に乗り換える予定
  • 正規販売店で定期点検を受けている
  • 延長保証やメンテナンスプログラムに入っている
修理費の備えが要る人
  • 保証が切れた中古を買う
  • 点検記録が残っていない車に乗っている
  • エアサスなど高い部品の付いた上位モデルを長く乗る

重い車体とタイヤの減り

ベンツEQは、電池を積んでいる分だけ重いです。EQA 250+で1,980kg、EQB 350 4MATICで2,170kg、EQS 450 4MATIC SUVでは2,920kgあります(車両重量・カタログ値)。

さらに、モーターは踏んだ瞬間から力が出るので、タイヤに負担がかかりやすいんです。タイヤの減りが早いと感じる方が多いのはこのためです。

空気圧を月に1回見ておくだけでも、減り方は変わります。タイヤのサイズや空気圧はベンツEQのタイヤ・ホイールサイズと空気圧でまとめています。

新車保証やメンテナンスプログラムの年数・中身は、時期やモデルで変わる場合があります。契約前に、メルセデス・ベンツの公式案内か販売店で確かめておきましょう。

車検の費用はベンツEQの車検費用と点検で詳しく見られます。

中古で買う時に見ておきたいこと

中古のベンツEQは、新車より手頃に買えるのが魅力ですよね。ただ、故障の不安を減らすには、買う前に見ておきたいところがあります。

中古車で確かめること
  • 正規販売店での点検記録がそろっているか
  • 未実施のリコールが残っていないか(車台番号で確認)
  • 新車保証とバッテリー保証がいつまで残っているか
  • タイヤの残り溝と、片減りがないか
  • 画面やエアコン、充電口のふたが正しく動くか

EQC(2019年7月発売)やEQE(セダン)は、すでに新車の販売が終わっているモデルです。中古で選ぶなら、部品や保証の対応を販売店で聞いておくと安心です。

『安いから、とりあえずこれで』と決めると、あとで修理代がかさむことも。認定中古車なら保証が付くことが多いので、比べてみてください。

保証が切れる前に考えておきたいこと

ここが一番大事なところかもしれません。

『保証が切れたら、乗り続けるか売るか迷う』という方は多いはずです。保証期間が残っているうちは、買取店も安心して値付けしやすい傾向があります。

保証が切れる前にやっておくこと
  1. 保証書で、新車保証とバッテリー保証の期限を確かめる
  2. 気になる症状があれば、期限の前に販売店で見てもらう
  3. 延長保証に入れるかを聞いておく
  4. 乗り続けるか売るかを決める。売るなら、期限が残っているうちに査定を取る

電気自動車は一般に値落ちが大きくなりやすいと言われます。売るかもしれないなら、今の車にいくら付くかを先に知っておくと、判断がしやすくなります。

ベンツEQシリーズ買いたいドットコム

ベンツEQシリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、ベンツEQシリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

高く売るコツはベンツEQのリセールと買取相場、次の車を安く買う順番はベンツEQの値引き相場と限界額でまとめています。

よくある質問

ベンツEQは故障しやすいですか?

エンジンがないので、オイルや燃料まわりの故障は起きません。そのかわり、補機バッテリーやソフトウェア、タイヤなどに気をつけておくと安心です。

ベンツEQAが起動しない時はどうすればいいですか?

補機バッテリー(12V)が弱っていることがあります。画面がつくかを確かめて、つかなければ販売店かロードサービスに連絡してください。

ベンツEQAのリコールはどこで調べられますか?

国土交通省のリコール情報検索や、メルセデス・ベンツ日本の公式サイトで調べられます。車台番号を販売店に伝えて聞くのが確実です。

修理費は高いですか?

輸入車の部品は高めになりやすく、保証が切れてからの大きな修理は高額になりがちです。金額は症状と年式で変わるので、販売店で見積もりを取ってください。

中古のベンツEQでも保証はありますか?

認定中古車には保証が付くことが多いです。新車保証やバッテリー保証を引き継げるかは、販売店で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • エンジンがないので、オイル・燃料まわりの故障は起きない
  • 困りやすいのは補機バッテリー、ソフトウェア、充電、タイヤや足回り
  • 赤い警告灯が出たら、安全な場所に止めて取扱説明書を確かめる
  • リコールは車台番号で販売店に聞くのが確実。対象なら無料で修理
  • 保証が切れる前に、乗り続けるか売るかを決めておく
ベンツEQシリーズ買いたいドットコム

ベンツEQシリーズ買いたいドットコム 編集部

ベンツEQシリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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