ベンツEQのバッテリー容量・劣化・交換費用|保証の範囲

床下に駆動用バッテリーを敷き詰めた電気自動車のSUVのカットモデル

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電気自動車を買う時も売る時も、気になるのはバッテリーですよね。『何年くらいもつの?』『交換したらいくらかかるの?』と不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、ベンツEQの駆動用バッテリーは、EQA・EQBで70.5kWh、EQSなど大型モデルで118kWhです。劣化はゆっくり進むもので、使い方で差が出ます。交換費用は高額になりやすいので、保証の条件を先に確かめておくのが大事なんです。

ここでは容量の一覧、劣化の仕組み、長持ちさせるコツ、交換と保証の考え方を順番に見ていきます。

目次

ベンツEQのバッテリー容量は?モデル別一覧

先に結論

バッテリー容量は、EQA・EQBが70.5kWh、EQE SUVが90kWh、EQS・EQS SUV・マイバッハ EQS SUVが118kWhです。容量が大きいほど、走れる距離も長くなります。

ここで言うバッテリーは、モーターを動かすための「駆動用バッテリー」のことです。車の床下に大きな電池が敷き詰められています。

モデル電池容量航続距離(WLTC)最高出力
EQA 250+70.5kWh591km140kW
EQB 250+70.5kWh557km140kW
EQB 350 4MATIC70.5kWh490km215kW
EQE 350 4MATIC SUV90kWh542km215kW
AMG EQE 53 4MATIC+ SUV90kWh474km460kW
EQS 450+118kWh759km265kW
AMG EQS 53 4MATIC+118kWh659km484kW
EQS 450 4MATIC SUV118kWh692km265kW
マイバッハ EQS 680 SUV118kWh640km484kW
ベンツEQのモデル別バッテリー容量と航続距離の図解

同じ容量でも、重さや出力で走れる距離は変わります。例えばEQSのセダン(450+)は118kWhで759km、同じ容量のEQS SUVは692kmです。

EQAとEQBは2024年の改良で容量が増えた

EQAとEQBは、2024年の改良でバッテリーが約6%大きくなり、70.5kWhになりました。

改良前のEQA 250は66.5kWh級で、航続距離は555km級でした(正確な値はその年式のカタログで確かめてください)。中古で探す時は、年式で容量が違うことを覚えておきましょう。

中古の選び方はベンツEQの中古車の選び方でまとめています。

バッテリーはどうやって劣化する?

『スマホの電池みたいに、すぐ減るの?』と心配になりますよね。車の駆動用バッテリーも、スマホと同じリチウムイオン電池の仲間です。

ただ、車のバッテリーは温度を管理する仕組みがあり、使える範囲にも余裕を持たせて作られています。スマホほど早く減るものではないんです。

劣化が進むと、満充電でも走れる距離が少しずつ短くなります。急に動かなくなるものではありません。

劣化を早めやすい使い方
  • 毎回100%まで充電して、そのまま長く置いておく
  • 0%近くまで使い切ることが多い
  • 急速充電ばかりを繰り返す
  • 真夏の炎天下に長く止めておく

どれくらいのペースで減るかは、使い方・気温・走行距離で大きく変わります。この記事では「何年で何%」という数字は出しません。

急速充電は使っても大丈夫?

『急速充電ばかりだと電池が傷むって本当?』と気になる方もいますよね。

EQAとEQBは、CHAdeMOの急速充電に最大100kWで対応しています。普通充電は最大6kWです。急速充電は大きな電気を一気に入れるので、電池が温まりやすくなります。

ただ、長距離の移動で急速充電を使うのは、車が想定している使い方です。毎日の充電を自宅の普通充電にして、急速充電は出先だけにすれば、気にしすぎなくて大丈夫です。

EQE SUVやEQS系の急速充電の最大出力は、この記事では確かめきれていません。CHAdeMOに対応していることまで押さえておき、細かい数字は販売店で聞いてみてください。

寒い季節に気をつけること

電池は寒さに弱いです。冬は走れる距離の表示が短くなり、急速充電の時間も長くなりやすいです。

これは一時的なもので、暖かくなれば戻ります。冬の間は、出かける前に充電ケーブルをつないだまま車内を暖めておくと、電池を走るために残しやすくなります。

バッテリーを長持ちさせる使い方

ここは今日からできることです。難しい操作はいりません。

長持ちさせる5つの習慣
  1. 普段は満充電にしない。充電の上限を80%前後に設定しておく
  2. 遠出の前だけ100%まで充電する
  3. 残量が少なくなりすぎる前に充電する
  4. 急速充電は長距離の時に使い、普段は自宅の200Vで充電する
  5. 夏はできるだけ日陰や屋内に止める

充電の上限は、車の画面(MBUX)やスマホアプリから設定できるモデルが多いです。設定の場所は年式で違うので、ベンツEQの取扱説明書の見方とよく使う設定を見てみてください。

例えばこんな使い方です。

「平日は80%まで充電して通勤に使う。週末に遠出する日だけ、前の晩に100%まで充電する。」

これだけでも、電池への負担はぐっと軽くなります。

電気自動車のバッテリーを長持ちさせる充電の習慣の図解

自宅での充電の仕方はベンツEQの充電方法と充電時間で詳しく書いています。

劣化の状態はどうやって確かめる?

『今のバッテリーがどれくらい元気か知りたい』という方もいますよね。

いちばん確実なのは、正規販売店で診断してもらうことです。専用の機械で、電池の状態を数字で見てもらえます。

自分でできる目安の見方
  • 満充電の時に表示される「走れる距離」を、季節ごとにメモしておく
  • 同じ季節・同じ使い方で比べる(冬と夏で比べない)
  • 急に距離が短くなったら、販売店に相談する

冬は暖房を使うので、走れる距離の表示が短くなります。これは劣化ではないので、慌てなくて大丈夫です。

中古で買う時のバッテリーの確かめ方

中古のベンツEQを探している方は、バッテリーの状態を買う前に聞いておきましょう。

中古で確かめる手順
  1. 年式を見て、改良前(EQA 250など)か改良後(250+)かを確かめる
  2. 販売店に、バッテリーの診断結果を見せてもらえるか聞く
  3. 駆動用バッテリーの保証がいつまで残っているかを確かめる
  4. 保証を引き継ぐ手続きが要るかを聞く

例えば、販売店でこう聞いてみてください。

「この車のバッテリーの状態は、診断で数字が出ていますか?」
「保証はあと何年、何kmまで残っていますか?」

答えがはっきりしない時は、ほかの車と比べてから決めても遅くありません。

冬と高速での目安はベンツEQの航続距離は実際何km?でまとめています。

バッテリー交換の費用と保証

ここが一番気になるところだと思います。

駆動用バッテリーの交換は、部品代も作業代も高額になりやすいです。ただ、金額はモデル・年式・交換の範囲で大きく変わるので、確かめられない数字はここでは書きません。気になる方は、正規販売店で見積もりを出してもらうのが確実です。

『じゃあ、壊れたら全部自腹?』と思いますよね。実は、駆動用バッテリーには専用の保証が付いています。

一般に「8年または16万km」と案内されることが多いですが、年数・距離・どこまで劣化したら対象になるかの条件は、モデルと年式で違う場合があります。契約前に、メルセデス・ベンツの公式案内か販売店で確かめておきましょう。

確かめること聞き方の例
保証の年数と距離「この車のバッテリー保証は何年・何kmまでですか?」
対象になる劣化の基準「容量がどこまで下がったら保証の対象ですか?」
中古で買った場合の引き継ぎ「前のオーナーから保証は引き継げますか?」
保証を受ける条件「定期点検を受けていないと対象外になりますか?」
補機バッテリーは別物です

駆動用とは別に、ライトや電装品を動かす小さな「補機バッテリー(12V)」も積まれています。こちらは消耗品で、駆動用の保証とは扱いが違います。「車が起動しない」時は、まず補機バッテリーを疑ってみてください。

保証を受けるために普段やっておくこと

保証があっても、条件を満たしていないと対象にならないことがあります。いざという時に困らないよう、普段からできることをやっておきましょう。

普段やっておきたいこと
  • 定期点検を正規販売店で受けて、記録を残しておく
  • 保証書と点検記録簿を車検証と一緒に保管する
  • ソフトウェアの更新のお知らせが来たら、早めに受ける
  • 気になる症状は、保証期間のうちに相談する

点検記録は、売る時にもそのまま役に立ちます。次のオーナーにとっても、大事にされてきた車かどうかを知る手がかりになるからです。

故障やリコールの話はベンツEQの故障・不具合とリコールで詳しくまとめています。

売る時、バッテリーの状態は値段に響く?

『バッテリーが劣化していたら、安く買いたたかれる?』と心配になりますよね。

電気自動車の買取では、バッテリーの状態を気にする買取店が多いです。状態が分かりにくいほど、慎重な値付けになりやすいんです。

査定でプラスに働きやすいこと
  • 正規販売店での点検記録がそろっている
  • バッテリー保証の期間が残っている
  • 走行距離が年式の割に少ない
査定で慎重に見られやすいこと
  • 点検記録が残っていない
  • 保証期間が切れている、または近い
  • 満充電で走れる距離が明らかに短い

売る前に、販売店でバッテリーの診断を受けておくのも1つの手です。結果を見せられると、話が早く進むことも。

電気自動車は一般に値落ちが大きくなりやすいと言われます。どこで売るかで値段が変わるので、複数の買取店で比べてみるのがおすすめです。

ベンツEQシリーズ買いたいドットコム

ベンツEQシリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、ベンツEQシリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

値落ちの理由と高く売るコツはベンツEQのリセールと買取相場、買い替えも含めて安く買う順番はベンツEQの値引き相場と限界額で詳しく見られます。

よくある質問

ベンツEQAのバッテリー容量はいくつですか?

現行のEQA 250+は70.5kWhです。2024年の改良前のEQA 250は66.5kWh級でした。

ベンツEQのバッテリーは何年もちますか?

使い方・気温・走行距離で大きく変わるので、一律には言えません。満充電のまま置かない、急速充電ばかり使わないといった使い方で長持ちさせやすくなります。

ベンツEQAのバッテリー交換費用はいくらですか?

モデル・年式・交換の範囲で変わるため、正規販売店で見積もりを取るのが確実です。保証期間内で条件に当てはまれば、保証で対応される場合があります。

バッテリー保証は何年ですか?

一般に「8年または16万km」と案内されることが多いですが、条件はモデル・年式で違う場合があります。メルセデス・ベンツの公式案内か販売店で確かめてください。

車が起動しない時はバッテリー切れですか?

駆動用ではなく、補機バッテリー(12V)が弱っていることがあります。まずは販売店かロードサービスに相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 容量はEQA・EQBが70.5kWh、EQE SUVが90kWh、EQS系が118kWh
  • EQA・EQBは2024年の改良で容量が増えた。中古は年式に注意
  • 劣化はゆっくり進む。満充電のまま置かない、急速充電ばかり使わない
  • 交換費用は高額になりやすい。保証の年数・距離・条件を公式で確かめる
  • 売る時は点検記録とバッテリーの状態が値段に響きやすい
ベンツEQシリーズ買いたいドットコム

ベンツEQシリーズ買いたいドットコム 編集部

ベンツEQシリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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